屋外設置水槽向け無線センサノード STPNode

作成日:2022/07/07
最終更新日:2022/09/20

屋外設置水槽向け無線センサノード STPNode

作成日:2022/07/07
最終更新日:2022/09/20

概要

屋外設置した水槽で飼育中のミナミヌマエビが猛暑により茹で上がり死滅する事故を何度か経験しました。 日除けを設置するなど試みましたが、効果が定量的に判りにくい状態です。 そこで、水温や外気温、湿度を計測する無線センサノードを開発することにしました。

屋外設置するとなると、施設園芸環境下のように高温環境耐性や雨天に寄る防水対策が必要になります。 かつて、施設園芸環境向けの無線センサノードであるPiNodeを開発した経験からRaspberry Pi Zero Wをベースに開発することにしました。 また、Shrimp Tank Pi Nodeの略でSTPNodeと名付けました。

STPNode
図1. STPNode

システム構成

今回作成したシステムを 図2. に示します。センサノードは温湿度センサと水温センサをRaspberry Pi Zero Wに接続し、2.4GHz帯のIEEE 802.11gで無線通信します。Raspberry PiにはRaspberry Pi OSを搭載しました。STPNodeはセンサから読み出したデータを解析・整形後、Web 上のサーバに JSON 形式のデータを HTTP で伝送することで DB に格納します。

また、PC から Web 上のサーバの可視化サイトへアクセスすることで収集したデータを閲覧できるようにしました。

システム構成
図2. システム構成